NISSIN 4PODキャリパーへリプレイス

90年代の他社他車でもよく見かけるTOKIKO 4PODキャリパー。
結論から言えば性能はあまり良くないですね。
具体的にどの辺りがと言われたら、ピストンが同調しないとか剛性感がとか。
なんでこんなの採用したのか推論するに、どう見てもコストカットとしか思えないのです。
TOKIKOにはもっと悪名高い6PODキャリパーなんてのがありましたが、こっちは更に輪をかけて酷かった。
重い、どれだけメンテナンスしてもバラバラに動くピストン、そして必ず固着する小ピストン、片減り・斜め減りするパッド、ピストン6つもあるからシールキットは高いなど良い所が何も無い、もはや見栄えだけで採用しただろ、としか考えられない代物でした。
国産メーカーの中で、市販車のブレーキについて真剣に考えているのはヤマハぐらいなものですかね。

さて、そんなことは先人は既に見切っているわけで、金のある者はさっさとブレンボに切り替えてしまうのですが、そうでない者は何かよい物が流用できないかと模索するわけです。
で、同ピッチなら名作NISSIN 4PODがあるじゃないかと行き着くのです。OW01やGSX-R SPでも採用された由緒正しいキャリパーです。
このキャリパーの最大のネックは重量ですが、なんと代替できる純正パーツでアルミピストンがあるというじゃないですか。
クソ重たい鉄製のピストンをアルミにするだけで相当な軽量化が望めるのです。
これに気づいたヤツは天才だと思います。

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ちなみにこのNISSIN 4POD。
かつての空冷モンスターカスタムバブル時代では、カスタムショップのゴミ箱から出てくるほど軽んじられていました。
今はオークションで1万円強で取引されてます。

 
まずは分解清掃。

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ピストンを抜く方法やキャリパーを割るタイミングは人それぞれですね。

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ブリッジボルト穴は固着でグダグダなのでタップでお掃除。

 
シールの溝は一件綺麗に見えても結構汚れていました。
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ブリッジボルトは純正だと結構な金額になるので、モノタロウでクロモリボルトを購入。
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ピストンはBKING用でカシマコートされていています。

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左のトキコと比較して、アルミピストンを組み込んだニッシンはかなり軽くなりました。

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慣らしでいつものコースへ。
絶対的な制動力と剛性感はサーキットで試す他ないですが、コーナリングでのコントロール幅はかなり広くなりました。

ちなみにマスターシリンダーは、同じくNISSIN製のセミラジアル。
サーキット走だけならこれだけで十分だと思われます。
お金に余裕があるなら、ラジアルマスターか。