板金用ハンダとスライドハンマー

エドが言ってました。
「自分でやれば200ポンドの節約になります」と。
アントの場合だと嬉々として切開から始めるかも。

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自分の左胸が叩きつけたことで盛大に凹んだタンク。
凹みが左上面を覆っており給油口までもが左に陥没しています。
もはや素人の手におえる状況じゃないのですがそれでも修繕にかかることにします。自分でやるから意味がある。
「完璧より前進を」某元CIA工作員の名言ですね。

まず最近流行りのケミカルデントプーラーを試してみます、が、これが話にならないほど全くの力不足。速攻でゴミ箱行きです(実際は捨ててませんが)

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自働車のドアパネルのような薄くて柔らかい箇所なら使えるのでしょうけど、このタンクの鋼板は自働車のサイドシルに使われるようなハイテンで出来ているのか、すごく硬いのです。

ということで昔ながらの方法です。

プロなら切開して裏から叩いてまた溶接して、となるのでしょうけど、タンクにグラインダーを当てるような怖いことできないですし叩いたあとの板金がぴったり元のさやに納まるなんてそんな職人芸当ができる気がしません。

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使うのは板金用ハンダ・板金用ハンダゴテ・フラックス・ハンダ付けする自作金具・スライドハンマー。

 

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金具を付けてはカーンカーンと引っ張り、また場所を変えてひたすらカーンカーン。これの繰り返し。

 

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当然ながら完全に元の形に戻らないまでも70%ぐらいは直ったような気がします。
特に給油口の傾きはどうにもなりません。
引っ張りすぎたからといって叩き戻すなんてことは、難易度高すぎるので素人がやっちゃいかんのです。

ちなみに今回の状況と全く同じ事例がBATTLE FACTORYに掲載されてました。
親切価格だと思いますが「自分でやれば・・・」です。プロに任せたら完璧なんでしょうけど、貧乏とか言わない。
http://www.battle.co.jp/mente/tank/top.htm


修復中に気づいたのですが、このタンク、所々にパテ盛されているので過去に修繕されていたようです。
それ故になのかどうかわかりませんが、上塗りの厚さが尋常じゃありません。
測ってみたら・・・何の冗談だろうとわが目を疑うことに。。

f:id:moto-roo:20190721205814j:plain0.35mmじゃありません。0.85mmぐらいです。
「外壁塗装ですか?工場の手すりを塗装したつもりですか?」と、一人でツッコミ入れてしまいました。
ちなみに自動車塗装の被膜は0.09mmから0.15mm。
固いウレタン塗料がプラスチックコートのようになっていて、サフに定着することなくパリパリ剥がれます。
仕方がないので上塗りを革すきで剥がすことにしました。
剥離剤を使おうにも被膜がこんなに分厚いと更にメンドクサイことになりそうなので使えません。

まだ旧被膜が残っていますが今回はここまで。パテ盛ってサフ吹いてはまだ先になりそうです。

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DeLight製レーシングカウルの中古を入手することができたので仮につけてみたら、なんとなくレーサー制作中という雰囲気です。
このカウルも所々欠けがあったり修繕による中途半端なゲル塗装(?)がしてあったりで、修繕の必要があります。

全塗装までの先は長いです。そもそも真夏に入るのに全塗装って・・・。